一流スポーツ選手の内緒トレーニング
スポーツ選手の多くが、基礎トレーニング、筋力トレーニング等で体を鍛えています。
サッカーを例に例えると、走り続けても途切れないスタミナを保つ体作り、正確なシュートが出せる訓練等基礎的な部分を練習し、練習試合を重ねて「本番」に望みます。
Jリーガーなら、自分のチームがJ2降格になるのは困るし、自分がクビになるのはもっと困るでしょう。
だから頑張って練習します。しかし、頑張ってもいざ試合で思い通りにならない事もあるでしょう。
そして、一流選手が良く口にする「自分との戦い」。
これらは、自分自身のプレッシャーや不安との戦いなのです。
サッカー選手に限らず多くのスポーツ選手は何らかのプレッシャーや不安を感じています。
それらが払拭出来ないと、普段通りの動きが出来ず本番では良くない結果になりやすいのです。
そこで、プロや一流スポーツ選手を始め、スポーツをする人はイメージトレーニングを良く使います。
この方法でプレッシャーや不安を払拭し、自分の能力を最大限に発揮しているのです。
スポーツ心理学の中で、イメージトレーニングが大変効果的と言われています。
バレーボールで10回中4回しかサーブを受けられなかった人が、頭の中で映像的にシュミレートしてから挑んだ所10回中7回サーブを受ける事が出来たと言う話もあります。
面白い所では、2002ワールドカップでのイングランドチームです。
愛国心に燃え、過大なプレッシャーに耐えていた選手達に、監督が有名なスポーツ心理学の博士を呼び寄せ、
余分なプレッシャーを取り除くアドバイスと共に「視覚化(visualization)」と言うイメージトレーニングを取り入れさせたそうです。
このイメージトレーニングは、行動する直前にその一連の行動を頭の中で視覚的に「成功する」シュミレーションをしてから行動に出ると言う方法です。
因縁の対決と言われたイングランドVSアルゼンチンの試合で、PK(ペナルティキック)を決めたベッカム選手は、キック前に深呼吸し集中していました。
この時彼はPKが成功するイメージをシュミレートしていたのでしょう。
スポーツはすぐに結果が出ますので、イメージトレーニングの効果も目に見えて解りやすいものです。
同じように、普段の私達の生活の中でも出てくるプレッシャーや不安も、イメージトレーニングで成功に変える事が出来ます。
ただ、結果が目に見えて解りやすい事ばかりではありませんが・・・(^^ゞ
また、次の機会にイメージトレーニングの方法をご紹介します。
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