口は災いの元?
タイトルはことわざですね。「口は禍の門」とも言います。
意味は「うっかり言った言葉が後の災難を招くと言う事。言葉は慎しむべきであるという戒(いまし)め」です。
他にも「口」がつくことわざや慣用句はいい意味のものが少ないです。
逆に「目は口ほどに物を言う」と言うことわざがあるように、日本の文化は思う事全てを喋る事はよろしくなく、その場や相手の空気を察して行動するのが美徳とされています。
しかし、時代が変わり人々の価値観も変わった現在、古来日本の美徳が通用しなくなっています。
察して欲しくて態度だけを示し、言葉として相手に伝えないと・・・そのままになってしまう事ありますね。(^^ゞ
やっぱり口から飛び出す言葉は大切なのです。
例えば入試後、誰かが「落ちたりして」なんて言うと「縁起でもない事いわないでよ〜(怒)」となりますが、これは古来日本の考え方でもある「言葉にはそれを現実にする力がある」から来ています。
言霊(ことだま)と言って、言葉に魂があると信じられてきたのです。
迷信ではありますが、あながち嘘でもありません。
自分が喋った言葉を良く思い出して下さい。「〜は出来ない」「〜は駄目だ」「〜は嫌だ」「〜ない」等と否定的な言葉を良く使っていませんか?
それは自分の願望の逆ではないですか?
自分の発した言葉は自分の耳に入ってきます。そして脳が聞いています。
今迄のコラムで良くお話しているように、脳は思いやイメージを「そうなんだ〜」と認識し、無意識にそのように行動してしまいます。勿論言葉もそうです。
日々こんな言葉を脳がキャッチしていたら、後ろ向きでマイナスな行動パターンを指令してしまいます。
それに否定的な言葉を多用していると、相手に与える印象もマイナスになりますね。
逆に肯定的に言葉を使う事で肯定的に行動が出来る様になっていきます。
特に、自分の願いや願望があればそれを正直にどんどん言葉に出すと、同じく脳がキャッチしてそのように行動を起こそうとします。不言実行より有言実行の方が達成する確率は高いです。
日頃の言葉を変えると願望達成と対人関係を良く出来るなんて一挙両得ですよ。
[1]週刊ココロコラム
[2]TOPに戻る