調査結果

少し前に、30代〜40代の働く女性をターゲットにした雑誌が相次いで創刊されました。
最近は結婚をしていない30代〜40代の女性も多くなってきています。
それだけでなくずっと独身の30代〜40代の男女もたくさんいます。

5年に1度「出生動向基本調査」と言う調査が行われています。ちなみに次回調査は今年の2007年です。
18歳〜50歳の男女を対象に結婚や出産についての動向が統計として発表されています。
この調査を元に考察してみたいと思います。

2002年に行われた調査では、平均初婚年齢が恋愛結婚の場合男性28.0歳・女性26.5歳、見合い結婚の場合男性34.3歳・女性30.4歳でした。
最近の別の調査ではもっと年齢が高くなっているようです。

独身でいる理由は年齢によって、男女によってそれぞれ違っています。
20代前半までの男女は、結婚に対して必要性を感じないと言う理由が多く、20代後半以降は自由さや気楽さを失いたくないと言う理由が多い傾向があります。
2番目に多い理由は、30代以降で男女に違いが出てきています。
女性は結婚に対する必要性を感じない、趣味や娯楽を楽しみたいという意見が多いですが、男性の意見には異性と上手く付き合えないと言う理由もありました。
他には、男女とも適当な相手にめぐり会わないと言う理由も目を引きました。

昔は大人の男女は家庭を持つと言う通念がありましたが、80年代頃から価値観の多様化が見られるようになりました。
2002年の出生動向基本調査の未婚男女に対し「生涯を独身で過ごすというのは、望ましい生き方ではない」と言う設問では、男性・賛成57.7反対36.0、女性賛成49.1反対45.7と言う結果が出ています。
今後も結婚しない生き方に対して価値を見出す男女が増える可能性があり、より一層の少子化が懸念されます。
しかし、一般的な結婚適齢期を過ぎた独身男女がみんな独身でいたいと思っている訳ではなく、結婚したくても相手がいないと言う男女は多勢います。

同じ調査で、結婚した男女が出会ったきっかけはと言う設問に対し「職場や学校」が3割強、「友人・兄弟姉妹を通じて」が3割弱ありました。
次に「学校で」が約1割、他は「街中や旅先で」「サークルや習い事で」「アルバイトで」と続きます。
この結果を踏まえて、結婚したくても相手がいない方は、まず職場や学校に目を向けてみましょう。
同性ばかりの職場(学校)などで相手がみつからない人は、友人を増やす、外出する、習い事や趣味のサークルに参加するなど自分の環境と対人関係を増やすと出会いのきっかけが増えるかも知れませんね。
[1]週刊ココロコラム
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