「廃人の日」
私が以前していた仕事はとても忙しいサービス業でした。
職場環境はとても良く、仲のいい同僚がすごくたくさんいて、会社帰りの飲み会やカラオケ大会も盛んでした。
ちなみに、会社帰りの方がテンション高かったですが(^^ゞ
仕事も中途半端なリーダー的存在で、新人教育なんかも担当していました。
毎日活発で充実していました。
勿論、休みの日も活発に遊んでいました。(^^ゞ
そんなある日、突然「起きれない」「体がだるい」「動きたくない」「なんだかもの凄くブルー」になりました。
どうしても会社に行きたくないのです。ベットから出るのもしんどい感じです。
しかし、私が行かないと始まらない!!ズル休みは良くない、あれもしなくちゃこれもしなくちゃと理性は訴えます。
理性と感情とでせめぎ合いを始めました。
うだうだしているうちに出勤する時間を過ぎ、理性は「その上遅刻だヤバイ」と焦りきってます。
悶々と過ごした1時間後。とうとう・・・会社に「体調が悪い」と連絡し、休んでしまいました。
自分の中では物凄い罪悪感と自己嫌悪と、それに相反する会社にいかなくていい安堵感がぐるぐる渦を巻いていました。
うだうだと昼過ぎ迄寝て、起きても特に何をする訳でもなく、会社の事も全然考ずテレビを見たりぼんやり過ごしています。
しかし、最初は沈んだ気持がだんだん安らかな気持になるのが解りました。
知らない間にストレスが貯まってたんだ。と夕方頃気付きました。
夜、お風呂に入っていてこう思いました。
「今日は「廃人の日」と名付けよう。一日廃人でリフレッシュ。心をリセットしたから明日から頑張ろう〜。」
翌日元気に出勤してやけにテンションの高い自分がいました。昨日「体調悪くて」休んだと言うのに。(笑)
この日以降、こんな「廃人の日」がごくたまにやって来ました。
仕事を休むのは良くないのは解っていますし、そんな自分が社会に対して甘いなとも思います。
しかし、こんな抑うつ状態になるのは心がオーバーフローになった証拠だと私は考え、廃人の日を肯定しました。
今思うと、仕事場では本来の自分のスピードよりかなり早く行動していました。(本来の自分だと・・・仕事が回らないので(^^ゞ)
それが、充実していたと思っていたけど精神的には随分無理をしていたのでしょう。
仕事をしていた時は気付きませんでした。解っていたらストレスに早く気付いていたでしょうに。
ストレスに気付かないと、まめに発散出来ませんのでこんな風になってしまうのでしょうね。
皆さんもストレスは貯めないでどんどん吐き出す方法見つけてくださいね。
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