心のコンドミニアム・その2
前回ご紹介した「プロセスコミュニケーションモデル」の残り3つをご紹介します。
まだご覧になっていない方はその1から読んで下さいね。
■プロモーター(Promoter)
行動・主導権タイプ。
特徴:行動力に優れ思ったことは即実行できる。順応性・適応力があり、人を惹きつける愛嬌や魅力に溢れ、説得力に富む。
相手への手助けをせず、自分の都合の良いように物事を解釈するため規則や決まり事を無視し、時には議論をけしかけたり仲間割れをさせる。
欲求:刺激的な事が起きる、または起こす事。
キーワード:要するに、結論から言うと、単刀直入に、一目瞭然、要点は、〜しろ(してくれ)、要領、チャレンジ、手っ取り早く、勝負、早い話、など
■レベル(Rebel)
反応・ユーモアタイプ
特徴:楽しい事や面白い事を重視し、好き嫌いで物事を見る傾向があり、陽気で自発的・創造的に物事に取り組める。
混乱すると方向性を失い、一生懸命やろうとしても出来なくなり、他者に責任転嫁する。
欲求:遊び心のある楽しい交流。
キーワード:〜が好き、〜は嫌い、面白い、つまらない、〜したい、〜はイヤ、その他感動詞(わぁ、うぉっ、ええっ、など)や流行語、造語など
■ドリーマー(Dreamer)
内省・想像性タイプ
特徴:想像力が豊かで、物静かで落ち着いている。物事を自分の中でじっくり考えるため思慮深く客観的な見方が出来る。
自分を表に出さず受動的なため、具体的な指示がないと自発的な行動に移しにくい。また、物事が中途半端になり、ややもすると自分の世界に引きこもる。
欲求:自分だけの時間・空間
キーワード:意識が外に向いていないため、決まった言葉を発しない傾向がある。
エゴグラムと同じように設問によって、これら6種類の要素の割合を調べます。
エゴグラムが要素の割合をグラフ化するのに対し、プロセスコミュニケーションモデルは一番多い要素を横にした棒グラフにして、その上に少ない要素を積み上げ、「パーソナリティ・コンドミニアム」と言う6階建ての建物に例えて表現します。
積み上げたグラフの一番下、つまり一番多い要素が「ベース」となり、一番エネルギーが強いその人の「顔」となります。
棒グラフの横幅は時々によって変化しますが、積み上げた順番は不変で、上の階ほどエネルギーが弱く個人のパーソナリティの中でそれらの要素が発揮されにくい傾向があります。
次回に続きます。
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