ネチケット
ネチケットって知ってますか?
ネットワーク・エチケット(Network Etiquette)を一語にまとめた造語でインターネットを利用する人の倫理的な基準です。
ネチケットは細かなガイドライン(指針)が世界共通として制定されています。但し、法律や規則ではなく「倫理」「道徳」を基にしていますので、違反しても犯罪行為でなければおとがめはありません。
この中身を平たく言えば「他人に迷惑をかけない」事です。
インターネットはPC、携帯に関わらず利用するのは人です。
しかし、相手が見えない・自分も相手に見えないと言う実情では、その匿名性と対面感覚のなさが本性を剥き出しにする場合があります。
また、会って話す場合に読み取れる相手の表情や口調は一切なく、無機質な活字がネットワーク上に流れるだけです。
メールの文章に憤慨したり、ショックを受けたりして相手に確認したらそんなつもりじゃなかった、と言った事を経験した方も多いと思います。
携帯電話のネットワークは誰でも気軽に持てる、使用者の年齢層が広い、いつでも出来る、即時性があると言った便利な面がある反面、最近の出会い系サイト関連の事件等があるように「無法地帯」の感があります。
出会い系サイトがらみのトラブルを受けた人が出入りしていたサイトは、ほとんどが携帯電話でアクセス出来るサイトだった事が如実に物語ってます。
また、以前偶然目撃した「画像投稿掲示板」にはSEX中の、彼女か遊びの女の子を携帯カメラで撮った写真がたくさん投稿されていました。
顔も女性の部分もしっかり写ってましたが、それを不特定多数の人が見る事を撮られた彼女達はみんな知ってるのかなと驚いた事もあります。中には電話番号も一緒に投稿されているものもありました。
他にも嫌いな上司の詳細な個人情報をあちこちの掲示板に「晒し」ていた人もいました。
以前、知り合いが自分のサイトの掲示板で「鬱病」である事を公表しました。恐らく抑鬱状態時の行動だったのでしょう。「死にたい」と言った内容も書かれていました。
その直後からアクセスと掲示板の書き込みが凄く増えました。
経験者だった人からの励ましやいろんな方からの心配の声が多い中、掲示板に「死ね」と言う内容を執拗に書き込み、その上アドレスを調べて本人の携帯メールにも制限文字数いっぱいに「死ね」と書かれたメールを何通も送ってきた人がいました。
彼は凄くショックを受け、そのままサイトを閉鎖し、携帯電話も解約しました。今では音信普通です。
これは特異な例ですが、人を陥れるような事がインターネット上では簡単に出来てしまいます。
パソコンでアクセスするインターネットに比べ携帯でアクセスするインターネットの方が倫理的には遅れています。
顔が見えないからこそ相手の事を考え、自分の事は自分で守らないといけないと言う危機感を持つ事がトラブル防止に繋がります。
付録:ネチケットの基礎(抜粋)
[1]週刊ココロコラム
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