潜在能力開発・その3
とある幼児塾では動物や物の絵が書いてあるカードを子供達に物凄いスピードで何枚も見せる授業風景を、以前テレビで見た事があります。
子供達は一瞬しか見せられない絵を、どういう順番で何があったかを的確に即答していました。
これを見た時、まさしく潜在能力開発だと思いました。
この塾に通う子供達は記憶だけでなく素晴らしい能力を発揮していました。
他に「速読術」と言うものもありますね。本をパラパラめくっただけでそこに書かれている内容を理解出来る方法です。
この2つに共通するのは「見た物を一瞬で理解する能力」ですね。
「頭の中で映像化・その1、その2」で視覚のイメージング方法をご紹介しましたが、今回ご紹介する方法はそれよりも実践しやすい形で視覚のイメージングが出来るかも知れません。
まず、「自分が見た事がない」写真やイラスト、絵などをたくさん用意します。
初めて開く写真集や画集なんかが良いと思います。
自分が落ち着つく環境の中で、その写真集や画集を開き、まず1枚の画像を見ます。
この時見た瞬間、目を閉じて本を閉じます。
そして見た画像に何が写っていたか、何が描かれていたかを思い出します。
思い出すと言うより、まぶたの残像を見る感じと言った方がコツを掴みやすいかも知れません。
例えば、街の写真なら、道は舗装されていたか、ビルはいくつあったか、何色のビルだったか、人は何人歩いていたか、車は何色の車が何台あったか等具体的に形、色、数、それらの位置関係などをメモに書き留めます。
書き留めているうちに記憶が曖昧になる事もありますので、喋って録音する方法も良いでしょう。
その後答え合わせをしてみます。
最初は印象に残った1〜2個の画像の断片だけしか判らないですが、何度もやっていくうちに覚えているものが増えてきます。
もし、一緒に出来る人がいれば、お互いが相手の知らない写真やポストカード等を持ち寄り、何が写っているか、描かれているかを言い合うのも良いでしょう。
この方法をずっと続けていくと確実に潜在能力が開発され視覚に対して鋭い感覚を持つようになります。
そして、視覚化のイメージングも飛躍的に出来る様になりますし、視覚のイメージを使った記憶術などでも応用出来ます。
今迄紹介している潜在能力開発の方法全てに言える事ですが、続ける事が第一です。
と言う事で、近々視覚を使った記憶術についてご紹介します。
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