氷で大やけど!
前回は肯定的な思い込みで病気が治る話をしましたが、今回はその逆についてです。
テレビの心霊特集を見ていた時、首に何かが触り「ひぇぇぇぇ〜っ!!(゚o゚)」と背筋が凍る思い。よく見ると自分の髪の毛だった。(^_^;)なんて経験ありません?
普段自分の髪の毛が首に触っても気付かないときさえあるのに、こんな時に限って過敏に反応してしまう事ってありますよね。
昔本当にあった実験で、被験者に目隠しをさせた上でパチパチと燃える音を流し、オレンジの光をちらつかせ、熱風を被験者に向けてあたかも火の中にいるように思い込ませます。
その状態でうろたえている被験者の腕にちょいと氷をあてると「あちっ!!」と驚きます。
そして氷をあてた部分がなんとヤケドになっていたのです。
かなりかわいそうな実験ですが、被験者は火の中にいると思い込んでいるため腕にあたったモノは「熱い」と感じ、体が反応してヤケドになってしまったのです。自分がマイナスの思い込みを持っていると、これまた体が反応してしまうのです。
こんな例もあります。
女優の夏目雅子さんは、若くして白血病で惜しまれつつ亡くなりました。夏目さんは、昔知人が白血病になったのを見て「自分は白血病になりたくない」と凄く思ったそうです。普段、誰も自分がいづれ白血病になって死ぬとは思っていませんよね。
彼女はこの一件で残念ながら白血病に対して恐怖心と自分がなるんじゃないかと言う不安を抱えてしまったようです。
もしかすると偶然かも知れません。しかし、マイナスの強い思い込みがあった事は確かです。だから体が反応してしまった可能性も十分考えられます。
同じように、芥川龍之介は実母が発狂していた事実を知り自分もなるんじゃないかと不安に思っていた結果、ホントに神経を病み自殺してしまいました。
つい、誰しも自分の体に対して不安になる時がありますよね。しかし、思い続けてしまうと体が反応してホントになっちゃう場合がありますので、そんな不安はなくしていきましょう。
拭い去れない体の不安なら、病院で定期的に診断してもらい「異常なし」なら大丈夫。「その気あり」なら早期から適切な治療を受けるだけでも精神的に全然違いますよ。
また、イメージトレーニングは効果絶大です。詳細は、ぼちぼちコラムでご紹介して行きますね。
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