恋愛依存症・その1〜依存症とは何か〜

恋愛に悩みはつきものだと思います。恋愛の悩みを良くメールで頂きます。
深刻な場合自殺願望を持ったりやストーカーと同等の行為に及んだり、傷害や果ては殺人迄。恋愛絡みの事件も良くニュースで見かけます。
他にもメンタルヘルスに通う程精神的ダメージを受けたり、日常生活を続けられなくなる場合もあります。
そこまで悩む人もいれば、恋愛の悩みを前向きに受け止め大人として成長出来る人もいます。
この差は何でしょう・・・。
そこで、心理学の「恋愛依存症」の解説を何回かに分けて掲載します。
そのカラクリを知る事で依存症ではなくとも、「なるほど。こんな感情で相手はあんな行動をとったのか」とか「自分のあの時の感情はこれが原因だったのか」等と思えるかも知れません。
きっと自分の悩み解決のヒントになる事がたくさんあると思いますよ。

その前に「依存症」とは何か
物事に快楽や安心を求め依存し、習慣化する。そしてそれがないと不快・不安になる心の病です。
依存対象はいろいろあります。アルコール、薬物、ギャンブル等は有名ですが、最近ではペットを溺愛する「ペット依存症」や携帯が傍にないと不安になる「携帯依存症」、「買い物依存症」、「インターネット依存症」迄、依存する物事は多岐に渡ります。
「依存症」が強くなり、依存する物事がなくなると、不安・不快が続き不眠やうつ、ノイローゼ等の精神障害を引き起こしかねません。
依存症は大きく4段階に分けられます。

1.その物事が周期性を持ち習慣化します。習慣化の為の準備行為なども出てきます。
2.習慣化が強くなるとそれがないと不安・不快等の禁断症状が出てきます。
3.それが進むとその行為をやらずにいられなくなる強迫観念が出てきます。精神障害を引き起こすのはこの辺からです。
4.感情や精神をコントロール出来なくなり人格が変化します。生活に破綻をきたす状態に陥ります。

1や2は誰でもあてはまるものがあるでしょう。タバコやコーヒー等の嗜好品(ちなみに私はそれに加えてフリスク系(^^ゞ)等もそうですね。
誰でもあてはまる事も、あまりに行き過ぎてしまうと人格や生活の破綻に繋がる場合があるのです。

恋愛依存症には2つのパターンがあります。
■依存症
相手に依存をする
■共依存(回避依存症)
依存される事に依存する

子供の頃の心理的な背景に加え、依存症の要素も加わった恋愛依存症。これら2つのパターンの組み合わせ等もあり実態は複雑です。
次回は相手に依存をする「依存症」の解説をします。
なお、全ての依存症は克服可能です。
[1]週刊ココロコラム
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