読解力・後編〜読書推奨〜
前回、最初に「言葉が通じない」人の話を例に出しました。これは文章をきちんと読めない事が原因です。
文章を読み、意味を理解する事を日頃からしていないと、たった2行程度の簡単な文章でさえ理解出来なくなってしまうのです。
下は世界の平均15歳の人達を対象にした日本のランキングです。
★数学的教養(1位)
★科学的教養(2位)
★読解力(8位)
(出典:OECD)
数学・科学では、世界トップのレベルですが読解力は他の国に劣っています。
他の国よりレベルが秀でている・劣っていると言う事よりも、「読解力」が劣っている事が危惧する問題です。
直接的な言葉よりも周りの雰囲気・状況を判断する方が美徳と考えてきた日本人の特性も原因しているかも知れませんが、現代社会において古来からの日本人の美徳は通用しなくなってきています。
人間がコミュニケーションを取る一番の道具が言葉です。言葉を保存した文章を理解出来ないのは、言葉を理解出来ない=人と人とのコミュニケーションがとれないと言う事になります。
これは、現代の教育のあり方(特に国語!!)にも大きな問題があると私は思っていますが・・・。閑話休題。
長文を読む人が3%しかいなかった事と読解力の低さは大きく関係しているでしょう。
前編にも書きましたが「文章を読む」にはある程度の慣れが必要です。慣れるには読むしかありません。
つまり、読書です。面白い小説やエッセイは物凄くたくさんあります。夢中で読みふけると徹夜していたなんて事もあります。
読書を習慣付けると、その文章に書かれている内容を正確に把握する事が出来る様になります。
そして、自分がどう感じたか、この文章で作者は何が言いたかったかと言う「意味合い」を考える事が出来ます。おまけに、文章を通して映像的な想像が出来るようになりなります。(余談ですが、これは潜在能力開発の有益な方法でもあります。)
これらが出来る様になると、今度は事実や感情、イメージを言葉・文章に表現出来るようにもなります。
つまり、事実や自分の意志を相手により正確に伝える事が出来る様になるのです。コミュニケーションが上手くとれると言う事ですね。
他にも、小説等はいろんな言葉が使われていますのでボキャブラリーが豊富になり、より豊かな言葉の表現が出来る様になります。
このように読書はいい事づくめです。それでも読むのがうっとーしー方は、手始めに「官能小説」で興奮してみるのも一興ですね。(笑)
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