うつ病・その2
「心の風邪」と言われるように、うつ病は誰にでも発症する可能性があると言われています。
その確率は男性で5〜12%、女性で10〜25%と言われています。なお、女性が多いのは「心配性」が男性より多いからだそうです。
反応性のうつ症状は、何かショックな事(失恋や解雇、身近な人との別れ等)があれば誰にでも多かれ少なかれ起きます。
しかし、通常はこの抑うつ状態は時間が経てば自然と解消されていく事がほとんどです。
特に原因が思い当たらないのに抑うつ状態が長く続いたり、不眠や体調不良、自殺願望が強く出てきた場合はなるべく早く診察をした方が良いでしょう。
■治療方法
診察・治療はメンタルヘルスクリニックで行っています。
有益な薬が多数ありますので、状態に合った処方の薬を服用します。
反応性の要因ならば、その原因を取り除いたり、環境改善をしたりします。
他にもセルフケアや様々なワークがあります。
程度や状態によって完治迄の期間は異なりますが、「必ずよくなる」と言われています。
また、再発する場合、しない場合があるとも言われています。
■身近な人(家族)の役割
うつ病患者は医師を信用出来なかったり、薬に依存、若しくは嫌悪し処方通りの服用をしない場合があります。
また、家族や近しい人に対しても心を開かない場合もあります。
このハードルが越えられないと治るものも治りません。
現状「いっぱいいっぱい」のうつ病患者を周りの人達が根気強くサポートする必要があります。
特に家族の協力が一番大切だと言われています。
・励ましは厳禁!!これ以上頑張れない状態なので逆にプレッシャーとなり逆効果です。
・回復する病気である事を知らせる
・休養を与える
・自殺予防
・ひたすら根気
私の体験では「振り回され」続けた為、自分の心の余裕がなくなり、イライラして周りの人と良くトラブルを起こしていました・・・・(^_^;)こりゃサポート失格ですね。
自殺に関しては「気付いたらマンション屋上に立ってた」等、無意識に近い状態で行動する事も多く、狂言自殺や本当に自殺する場合もあります。
自殺をしたい意思は本来ならないはずです。これは病気の症状なので周りが予防してあげる必要があります。
また、心理的症状はわがままで恐ろしく自己中心的に感じられますが、これも病気の症状ですので周りがその事を気付いてあげる必要があります。
先日、1度だけ会った事のあるうつ病の治療中だった女性が自殺してしまいました。非常に残念でなりません。
2回に渡ってうつ病を取り上げましたが、その真意はうつ病が原因で自ら命を絶ってしまう人が少しでも減って欲しいと思う気持ちからです。
最後に。元彼と再会した時、治療を続けたお陰ですっかり良くなり、別人のようにさわやかで明るい「元の自分」を取り戻していました。(^^)ホッ
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