偶然の一致
あけましておめでとうございます。今年も運気アップ.comとココロコラムをよろしくお願いします。(^^)
新年最初のココロコラムは壮大なテーマを紹介したいと思います。
実際に昔、イギリスであった話です。
とある夫人が朝食をとっていたら間違い電話がかかって来ました。
その間違い電話は聞いた事のある声でした。相手の声で音信不通だった昔の友人である事が解った夫人でしたが、口に食べ物が入っていた事と、連絡していない後ろめたさから気付かないふりをして電話を切りました。
その日の午後、夫人は用事があり遠方の美術館に電話をかけました。
しかし、気付かないうちに全く別の番号の間違い電話をかけたのです。
その間違い電話に出た相手は、まさしく今朝間違い電話をかけてきた相手だったのです。
こんな例を出さない迄も、ある人のうわさをしていたらその人が来たとか、メールを入力中、送ろうと思っていた相手からメールが届いたり、欲しくても手に入らなかったものがひょんな所から手に入ったり等と言った「偶然」それも出来すぎた偶然って、自分達の周りにも良くありませんか?
私も以前テレビで、こんな話を見ました。
偶然に出会い意気投合した男性2人が話をしていたら、自分の名前、奥さんの名前、子供の名前、家族構成、飼っている犬の名前、結婚した時期迄全て同じだったと言う話でした。
偶然にしては物凄く一致し過ぎていますよね。だからテレビで取り上げられていたのでしょうが。
スイスの心理学者ユングは「この世の物事は全て<原因と結果>で成り立っている。偶然の一致と感じるものにも必ず原因があり、起こるべくして起こっている」と定義しました。
これはシンクロニシティ(synchronicity共時性原理)と呼ばれています。辞書には「単なる偶然を超えた何かを意味する時間、空間状の事象の符号。意味ある偶然の一致。」と書かれていました。
また、ユングは何故このシンクロニシティが起こるのかと言う問いに、「世の中のもの全ては繋がっていて、互いに連動している」つまり集団的無意識が働いているからだと答えています。(集団的無意識については「第50回 物凄い図書館」を参考にして下さい)
確かに不思議な偶然はいっぱいありますよね。
現代では目に見えない物=存在しないものと言う認識が常識の範疇となっていますが、あまりに強いシンクロニシティ体験をすると、何か見えない力が動いているような気がしてきますね。
次回も集団的無意識やシンクロニシティに関連する内容をご紹介しますね。
[1]週刊ココロコラム
[2]TOPに戻る