性格は変えられる・その2
前回は性格には層があるお話を紹介しました。
今回は核心部分に迫ってみたいと思います。
自分の性格を変えたいと思う人はたくさんいるでしょう。そして、そのほとんどの人が自分が嫌で自分に対して劣等感を抱いている人でしょう。
それをまず取り払いましょう。自分がダメだから性格を変えたいと言うのではなく、今の自分を大切にし、もっと良い自分になるために性格を変えたいと思うようにしましょう。
他の誰でもなく、あなたはあなたしかいないのです。あなたの存在はかけがえのない存在なのです。
■自分の性格を客観的に捉えます。
自分に対する否定感があると客観的に性格を捉える事が困難になります。人事みたいに自分の性格をみつけてみましょう。そして、どの部分をどう変えたいかを自覚します。
■性格を作った環境から遠ざかる
例えば引越し、親から独立、転職等で、その性格を作った環境から離れるようにすると自分の行動が変わってきます。例えば自発性のない人が1人暮らしをすればなんでも自分でやらなければいけなくなります。そうすると行動せざるを得なくなってきますね。
■積極的に自分の行動を変える
環境を変える事が難しい場合は、自分の行動を意識的に変えてみましょう。行動が変われば環境も変わります。環境が変われば周りの人達にも変化が出てきます。
■環境の幅を広げる
同様に環境を変える事が難しい場合、他の環境を自分で作ります。例えば専業主婦は家と近所と限られた友人との環境位しかありません。しかしここにパートの仕事や習い事など別の環境を増やせばトラブルを抱える環境に関わる時間が少なくなり、結果遠ざける事となりますね。
■環境の捉え方を変える
環境を変えたり、意識的に行動を変えたりする事が困難でも、考え方を変える事は出来るでしょう。以前に紹介したアサーティブ等も良い方法ですね。考え方を変えれば問題のある環境に対しての捉え方も変わって来ます。
■価値観や思想を変える
いろんな事に興味を持ってアンテナを張っているだけでも情報が飛び込んできます。そうしていろいろな物事を見聞きし、いろんな考え方に触れていると価値観や思想が変わる時があります。価値観や思想が変われば自分自身も変わってきます。
小中といじめられっこだった子が、同じ学校の子がいない高校に入学して一転人気者になったケースは良くあります。これは環境が変わったと同時に、役割性格や社会性格が変わり自分も変わっているから、つまり性格も変わった結果です。
長年付き合った自分の性格はなかなかすぐには変わらないでしょうが、どこの部分をどう治したいと気付いた瞬間から実は変わり始めているのです。(^^)
[1]週刊ココロコラム
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