美人は得でブスは損?・その1

神様はホントに不公平ですよね。
何故私を矢田亜希子のようなルックスにしてくれなかったの?・・・とぼやいてみても仕方ないですね。(^^ゞ
そして世の中も不公平です。
同じ状況にあっても美人の方が得をするからです。これは、心理学の実験でもあきらかです。

実験その1
192人の女子大生の写真を40人の大学教授に見せた上で、その人の容姿、性格、成績(論文や面接等)を評価させた。
すると、教授達が「美人」と評価した学生の方が、その他の学生に比べて性格、成績も良い評価を下した。

実験その2
男女60名に「詐欺」または「住居侵入」の罪を犯した「美人」「ブス」「外見情報なし」のプロフィールを見せ、服役年数を選ばせた。
すると、犯罪に外見が関係なさそうな住居侵入罪はブスの方が服役年数が長く、犯罪に外見が関係していそうな詐欺罪は美人の方が服役年数が長いと言う結果が出た。

その他にも、落としたお金を拾ってくれるかどうか、溺れている人を助けるかどうか(生命に関わるのに!)等の実験でも容姿が良い方が良い結果が実験では出ているそうです。
ちなみに、男性の場合でも、子供の場合でも容姿が良い方がどんな実験も良い結果が出るそうです。

こうなると、ブスはひがんでしまいますね。私もひがんでしまいます。(^^ゞ
そもそも美人はどうして優遇されるのでしょうか?
生物学的見地から考察してみましょう。

生物の世界では、アルビノ(突然変異で色素がない白い個体)をはじめとした突然変異や、その種の平均値から外れた個体は繁殖の際に相手を得られにくい事が解っています。
それは、生命力が乏しいと考えられ、種の保存に適さないからではないかと言う考え方が通説となっています。
つまり、その種の平均値が健康体であり、種の保存に最適であると本能の中にプログラムされている訳ですね。
同じ考え方を人間と言う種で見てみると、平均的な容姿が繁殖に最適であると言う事になります。
実際にいろんな女性の顔をミックスするとそれはそれは大変美人なのです。
男性も同様で、物凄い二枚目になります。
しかし、残念ながら平均値の容姿を持つ人間は、そうたくさんいません。その希少性が余計に本能をくすぐるかも知れませんね。

こんなに優遇される美人は、さぞかし幸せで願いもどんどん叶って悩みなんてないだろうと思ってしまいますが、彼女なりに苦労はあるのです。それは次回考察します。
[1]週刊ココロコラム
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