速動・その1
先日、こんな言葉を聞きました。
「速動」
辞書に載っていない言葉です。
この言葉は「感動系@ムカイ式の自称「アイデア埋蔵量世界一」ムカイツヨシさんの造語です。
パソコン版ですがムカイさんのホームページはこちらです。
私は、この言葉に共感を覚えました。(^^)
速く聴いたり、速く読んだり、それがいったいナンボのもんじゃ!速く動いて、ナンボやで!
ホンマにせんとアカンのは、速動やで!
この言葉から「思ったら即実行」と言う意味である事が解ります。
また、それだけではなく深い意味を考えさせてくれます。
人は小さな事柄でも、それが何でどういったものなのかを理解するために、自分が得た知識や過去の自分の体験など脳内にある記憶を引き出して比較検討します。その際、マイナス要因も比較されます。
失敗した時の心のダメージや、失敗した時のリスクは、人間が持っている「危機回避」しようとする本能(言い換えれば辛い目に遭いたくない心)から大きくクローズアップされやすい要素となります。
多くの人は、自分のアイデアや思いを行動に移す際にこう考えるでしょう。
「大丈夫かな?失敗するかな?」「こんな事考えたけど・・・うまく行くかな?」「やっぱり無理かな」
戸惑いや心配があると、行動が鈍りますし、実際にアイデアだけで行動しないまま終わってしまう事もあるでしょう。
例えば、ボランティアに参加してみたいと思ったとします。
その時に、多くの人はマイナス要因である「時間が拘束される」「労力が無償で消費される」と言う部分がクローズアップされるでしょう。
すると、今度は「出来ない事」に対する言い訳を考えます。
「仕事が忙しくて時間がなかなかとれないし、動いたが為に仕事に支障が出ると困るし。」
これは、厳しく言えば「自分を正当化させる言い訳」でしかありません。
ここで、ボランティアに参加する事に対してブレーキがかかります。結局この場合
「ボランティアに興味があって、やってみたいと凄く思ってるんだけど仕事が忙しくてさぁ・・・。」
と言う言葉が残り、実際にはボランティアに参加しないでしょう。
個人的な考察ですが、「速動」が出来る人と出来ない人の差は考え方の差にあると思います。
先ほど、マイナス要因が大きくクローズアップされやすいと書きましたが、それ以上にプラス要因がクローズアップされれば、自分にとって良いものと感じて、即行動に移すでしょう。
では、どうしたらプラス要因がクローズアップされれば、自分にとって良いものと感じる事が出来るのでしょうか。
それは次回考察します。
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