瑞獣(ずいじゅう)


麒麟(きりん)
獅子(しし)
貔貅(ひきゅう)
龍亀(りゅうかめ・ろんぐい)

龍(りゅう)
あまりにも有名な伝説の瑞獣ですね。
風水では気の流れを龍脈「龍の通る道」としています。
種類(ランク)によって爪の数や体色が違いますが、風水には爪が四本〜三本の金色の龍を良く使用します。
龍は澄んだ水を好みます。その為水槽や水杯を近くに置き、水をこまめに替えてあげると良いでしょう。
龍の置物の口元あたりに水杯を置いておくと龍が水を飲み、水が早く減ると言われています。
また、龍の絵には必ずと言っていい程水晶を手に持っていますね。これは水晶が「五行」の元素である「水」の象徴だからと考えられます。
設置方位に関しては、龍は万能アイテムのためどこに置いてもOKです。
化サツだけでなく、吉方位に置くと良い気を増幅させる力もあります。

麒麟(きりん)
ビールのラベルにあるあの麒麟です。
頭は龍の様で体はうろこのある鹿、足は馬で尻尾が牛です。麒麟から全ての獣が生まれたと言い伝えられています。
麒が雄で麟が雌だそうです。とても温厚で高貴、聡明で勇敢な吉祥獣です。
化サツ効果が高く、特に家の形状によるサツや流年のサツに良く使用されています。
他にも人の邪気を払い幸福をもたらす効果や家内安全、災難避け、泥棒避けでも使用されています。
設置方位は、万能アイテムのためどこに置いてもOKです。雄雌一対で使用したり、凶相の3方位に1体ずつ設置したりします。
また、泥棒避けに窓辺や玄関に置く場合もあります。

獅子(しし)
獅子舞や神社の狛犬、沖縄のシーサーでお馴染みのライオンに似た瑞獣です。
大変気が荒く獰猛で強い力を持っています。首に鈴をつけたものや布をくわえたものは人の言う事を聞きますので、必ずをこの獅子を選んで下さい。
また夫婦愛が強く必ず雄雌一対になっています。足で玉を押さえているのが雄、子獅子を押さえているのが雌です。
使用する時も必ず一対(向かって右に雄、左に雌の並び)で使用し、一方が破損した場合まるごと取り替えます。
外からの邪気の侵入を防いだり、屋外の形サツを跳ね返したりします。狛犬やシーサーと同じく門番のような役割ですね。
ですから家の門や玄関口等屋外で良く使用されます。また、財運にも良いです。
家の中で使用する場合、玄関やリビング等に設置し必ず頭を外に向けます。リラックスする場所やプライベートな部屋には使用しないで下さい。
力が強い為大きな店舗や事務所の玄関には最適ですが、獰猛で取り扱いが難しい為一般住居には獅子の変わりに麒麟や貔貅を使用する方が多いようです。

貔貅(ひきゅう)
昔の中国では軍旗にこの貔貅がシンボルとして描かれていました。また、西遊記にも登場しています。
豹に似た勇敢な瑞獣です。雄雌一対になっていて雄は「貔」で雄にだけ羽根があります。雌は「貅」です。
本来は化サツで邪気を払い開運する「開運避邪」でしたが、今は財運アップで有名なアイテムです。
普段の収入や予定外の収入を増す効果があると言われ、香港等ではギャンブル場に設置されていたりするそうです。
設置場所はサツのある方位の他、命卦や流年の財位(財運に関係する方位)に一対で設置したり、家の財位「入り口と対角線上の隅(入り口が真中なら両端)」に設置したりします。
水気を嫌いますのでトイレや風呂場、キッチンは避けましょう。
また、貔貅はすぐ眠ってしまうので首から鈴をかけて時々鳴らして起こしてやると良いと言われています。

龍亀(りゅうかめ・ろんぐい)
顔が龍で体は亀、口にコインをくわえコインの山の上に乗り甲羅に小亀を乗せています。
龍族の子孫で龍神と霊亀の化身で、中国古代より多くの伝説に登場し、国や王権を護ると言われ人々に可愛がられてきた瑞獣です。
財気を吸収し、太歳(たいさい)を制すると言われています。
化サツ効果は勿論、「順利財源廣進」(財が途切れず入って来る)と言われ、昔から財運や商売運向上の用途でも使用されています。
他にも対人運アップ、健康運アップ、災難避け、家内安全など開運要素がたくさんあると言われています。
設置場所は命卦や流年の財位や家の「玄武の方位」(家の後方)、流年の凶方位等に頭を窓や入り口など外に向くようにして設置します。

道具類

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