OK牧場ステレオタイプ・その1
第137回〜139回で「OK牧場」をご紹介しました。(是非合わせて読んで下さいね)
さらに具体例を出して、OK牧場の4タイプを考察するシリーズ第1弾です。
知人に昔からやたらとトラブルを起こす方がいます。
親兄弟、親戚、友人知人との確執など、いつも何らかのトラブルを抱え、それが原因でいつもカリカリ、イライラした印象を感じさせます。
豊富な知識を持ち、多趣味でとても行動的な方なのですが、何故これほどまでに対人関係のトラブルが多いかを考えてみました。
その方のトラブルの元になるであろう特徴はこんな感じです。
・人の話を遮って自分の話を一方的にする
・誰に対しても上の立場から物を言う
・何でも仕切りたがる
・自分の正しさを証明するためには手段を選ばない
・人の意見や忠告に全く耳を貸さない
・自分の知識や才能などをアピールした上で人と比較する
・疑い深く、すぐに決め付ける
排他的、独善的、猜疑心が強い傾向があり、OK牧場の「私はOK。あなたはOKではない。」が当てはまりますね。
以前この方は、儲け話に乗って詐欺に遭った事があります。
詐欺だと解った瞬間から怒り心頭、そこから小額裁判に勝訴する迄の行動力は真似できない程のパワフルさがありました。
人から「怪しい話に乗った自分の責任」と言われれば、一方的な非難として受け取り「あの人には失望した」と関係を断ち切りました。
ちなみに現在泥沼離婚調停中で、裁判に協力すると言った友人に何度か電話をかけて出ないと「裏切られた」と激怒。
必要書類を提出して欲しいと言うメールの返事が来ないと、夜討ち朝駆けで電話をかけ「忙しかったので電話もメールも出来なかった」の返事に対して怒る。
ご主人が裁判の長期化を避けようとして話し合いをするも、全く折り合わず決裂。
勝訴するまで絶対妥協しないそうです。(^_^;)
トラブルは自分自身が作り出している事に気付いて欲しいと思っても、ストレートな忠告をすると言葉数3倍以上で秒殺。
比喩を使って遠まわしに忠告すると、それが自分だと気付きません。
「私はOK。あなたはOKではない。」は、自己肯定をしているため、自分に自信をなくしたりマイナス思考に陥る事は少ないです。
それはとても良い事ですし、イキイキとした自分を表現できる源でもあります。
確かに、この方のパワフルさや創造力はとても魅力的です。
しかし、他者否定・他罰的ではなかなか真の友人は出来ないでしょう。
考えてみると可哀想な人なのかも知れませんね。
[1]週刊ココロコラム
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