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暦と三元九運

風水でも暦を使用します。
土地の「気」の流れを考える上で欠かせない「三元九運」は暦がなくては解りません。
風水の流派「ハ宅派」は住んでいる人の生年月日より吉凶方位を割り出します。
ここでは暦と三元九運をご紹介します。

暦について

太陰暦と太陽暦
二十四節気
十干
十二支
六十干支

三元九運について

三元九運とは
三元九運の周期
三元九運の持つ意味
三元九運あれこれ

※風水で主に使用されている暦は、厳密には違う暦を使用したり立春の起点が違う説もありますが、太陰歴(正式には太陰太陽暦)です。また、二十四節気や十干等いろいろな暦や節も使用します。

第八運特集
※2004年2月号のめるまがに掲載した内容です。

太陰暦と太陽暦

現在使用されているのは太陽暦(グレゴリウス暦)で地球が太陽の周りを一周する時間が1年(365.2422日)になります。
.2422日分が4年に一度閏年として1日余分に増やして帳尻を合わせてますね。
昔の日本は太陰暦を使用していました。月の満ち欠けで日を数えるのですが、月の満ち欠けの周期は29.5日。
それだけだと1年が354日しかないので「閏月」を置いて季節を調整していました。
この暦はカレンダーなどなくても月の満ち欠けを見るだけで日にちを判断できましたので、とても自然な暦だったのです。

二十四節気

太陰暦では季節がずれてしまい、種蒔きや収穫に大切な時期が明確にはならない為、別に二十四節気と言うものが生まれました。
1年を24に分割し、それぞれに季節にちなんだ立春、夏至、啓蟄、冬至等の名前が付けられました。
春分の日や秋分の日等で現在も名残が色濃く残っていますね。
夏至が一番日照時間が長く、冬至が一番日照時間が短い日と言うように、この区切りは太陽(暦)が下敷きになっています。
そのため、太陰暦と二十四節気を組み合わせて使用している日本の旧暦は太陰太陽暦になります。
区切りの日付は年によっても変わって来ます。

十干

中国の殷の時代は太陽を元に暦が作られていました。
但し、年・月の概念はほとんどなく日だけだったそうです。
また、当時の神話で「太陽は10個あり、毎日違う太陽が昇ってくる」と信じられていました。
その10個の太陽をそれぞれ甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)と区別をする名前を付けました。
それぞれの太陽には性質があり、太陽の種類がその日に生まれた者の資質となると考えられていました。
10日間を1つの区切り「旬」とし、旬のどの位置に当たるかを「干」と名付けられました。
その後、陰陽五行説と結びつき中国の暦を使用する占いのベースになっています。

十二支

十干と同じく殷の時代の頃に考えられました。
神聖な星とされた木星が約12年周期の運行から、木星の位置を示す為に12の区分分けをしてそれぞれに名前を付けました。
「子、丑、寅、卯、辰、巳〜」の十二支です。
十干、十二支も最初は日の区分だけだったものが次第に月、年も区分されるようになりました。
後から「ねずみ、牛、虎・・・」と言った動物の意味合いが加味されました。
「午年生まれ」等今でも干支は使われていますね。

六十干支

その後、十干と十二支が組み合わされ、1から60迄の組み合わせを表したものが「六十干支」となりました。
この六十干支を年月日に割り当て暦が成り立っていました。
ちょっと難しいですが、新聞を取っていると年末にくれる暦の小冊子に「庚辰、乙酉、癸丑」等書かれていますので目にした方は多いと思います。
それから「ひのえうま(丙午)」もこの六十干支から来ています。
余談ですが、60歳を「還暦」と呼びますが、この六十干支が一巡して同じ暦が戻って来た事を指しています。

三元九運とは

風水は土地の良い気のエネルギーを積極的に使いますが、この気のエネルギー(地運)は20年ごとにその流れを変えています。
20年の区切りの元になっているものが三元九運です。
古代中国で暦の発達と共に三元九運の基盤が出来ました。
明時代の書物には諸葛孔明がこの三元九運に則り風水を駆使し、多数の敵を少数で倒した事が書かれています。
それ以降も秘術として受け継がれています。
風水鑑定では、主に家の建てられた年月日からこの三元九運を使い地運を調べます。

三元九運の周期

甲子から癸亥までの六十干支60年を「一元」と言う単位にし、上元・中元・下元の60年を3セット繰り返す180年周期になります。
一運は一白水運、二運はニ黒土運と言うように九星と似た呼び方がされています。

上元60年
上元甲子〜癸未の20年 一運
上元甲申〜癸卯の20年 二運
上元甲辰〜癸亥の20年 三運

中元60年
中元甲子〜癸未の20年 四運
中元甲申〜癸卯の20年 五運
中元甲辰〜癸亥の20年 六運

下元60年
下元甲子〜癸未の20年 七運
下元甲申〜癸卯の20年 八運
下元甲辰〜癸亥の20年 九運

2003年迄は七運、2004年の節分の頃から八運に入っています。

三元九運の持つ意味

七運は七赤金運、つまり五行の「金」にあたります。
金は金属を象徴し、冷静さや貨幣等を現す元素です。
1984年〜2003年が七運ですが、丁度1986年〜1989年がバブル全盛期でした。
このように一運〜九運はそれぞれ陰陽五行の属性を持っています
八運は「土」元素です。土は腐敗と生成、収穫を象徴させています。
また季節の変わり目の象徴でもありますから今後時代の転機が訪れるかもしれませんね。

三元九運あれこれ

中国の古代王朝、殷・周・漢・唐等の滅亡、または滅亡の原因となったのは全て下元の時代です。
そして、日本でも応仁の乱から始まった戦国時代、江戸幕府の崩壊も下元の時代です。
ひとつの時代が滅びると次の時代がやってきます。
だいたい下元で滅び上元で新しい時代が誕生し、中元で栄える流れになっています。
沖縄の首里城は、門の方位が傾き、台形のような敷地になっています。
これは下元の九運から上元の一運に変わった時期に奉神門を上元の吉相の方位に建設したためだそうです。
伊勢神宮や平安神宮での式年遷宮も三元九運に合わせているそうです。

第八運特集

2004年2月号のめるまがに掲載した内容です。

第八運の象徴
歴史で見る第八運
第七運を振り返る
第八運を予想する
第八運になると



第八運の象徴

八は八卦の中で艮(ごん)の卦を持っています。
艮(ごん)の卦の要素は以下の通りです。

五行(物質)・土
方向・東北
人物・三男(少年)
自然・山
動物・豹
体・手
行動・保守、慎重、忍耐、停滞、安定

歴史で見る第八運

今回の1サイクル前、つまり180年前の下元八運の頃の歴史を紐解いてみましょう。

江戸時代、第12代将軍家慶の頃に「天保の改革」が発令されました。
この改革を発令した背景には、相次ぐ飢饉や乱、日本近海に出没するようになった外国船の存在などで社会不安や経済危機などがありました。
改革の内容は倹約や贅沢品の規制、腐敗した官僚の排除、汚職防止、大奥の綱紀粛正、年貢倍増、流通価格の適正に伴う規制、軍事改革等。
あまりに厳しい内容で2年間でこの改革はなくなり、発案した老中水野忠邦は失脚を余儀なくされました。
また、新しい学問「蘭学」に対しての厳しい規制(蛮社の獄)があったのもこの頃です。
世界情勢に目を向けると、フランスでは言論の自由を奪われた民衆が、1830年7月に革命を起こした7月革命がありました。
中国対イギリスでアヘン戦争が起こり、南京条約を経て香港がイギリス領となりました。
そして巨大な勢力を誇った中国「清」が坂道を転げるように衰退の一途を辿りました。
イギリスでは労働階級の選挙権をめぐり大衆的政治運動が盛んになったのもこの頃です。
この時代は来たるべき次の時代への激動の序章と感じられますね。
実際、世界の歴史を全体的に見ても下元で滅び上元で新しい時代が誕生し、中元で栄える流れになっています。
なお、明治維新の立役者達のほとんどがこの下元八運生まれで
明治に改元されたのは上元一運の4年目でした。

第七運を振り返る(1984〜2003年)

第七運は兌(だ)の卦を持っています。
五行(物質)は金で、三女、無邪気、悦楽、破壊、再建設と言った要素を持っています。
この時代で真っ先に思い出すのは1986年から1989年に最盛期だった「バブル期」とその後の崩壊ですね。
バブルでプチ金持ちが大勢増え、それにより快楽、悦楽的なもの、つまり娯楽が盛んになりました。
娯楽事業の発展は目覚しく、また不動産が好調だった為ビルの建設・再建設も盛んでした。
しかしバブル崩壊とそれに続く不況、リストラ、就職難が社会問題になっています。
80年代後半に今のような時代は予想だにしていなかったでしょう。
また、女性の社会進出や女子高生が流行の発信になっていったのもこの時代です。
破壊・再建設で思い起こされるのはソ連の崩壊、ベルリンの壁崩壊、そして阪神大震災や記憶に新しい9.11事件等ですね。
こうやって振り返ってみると、まさしく要素の意味合いと時代の流れが一致していると感じてしまいますね。

第八運を予想する

これからどうなっていくのかを要素を元に考察していきます。
現在の不況はこの20年で明るい回復の兆しはほとんどないでしょう。
株で言うところの下げ止まりが精一杯かも知れません。
ただ、停滞・安定・忍耐と言う要素から、今の状況よりさらに悪い経済・社会状況にはならない可能性があります。
以前は2対8だった成功者と敗者の割合が1対9とより二極化され、多くの人々はいっそう厳しい状況になるかも知れません。
旧態依然とした企業やサラリーマンは淘汰されるような厳しい状況に陥り、生き残る為には新しい考え方や企業理念が必要になってくるでしょう。
逆に言うと、この時代を生き残る新たな考えや産業が生まれ、発展していくという事です。
経歴や肩書きではなく、時代の流れを敏感に察知し、柔軟な考え方を持ち、流れに乗れば成功者の仲間入りをする事が十分可能なのです。
情報、技術の分野で大きな発達発展があるのも下元の時期の特徴ですので、新しい技術が生まれる可能性が十分にあります。
また、第八運の初期は新しい学問「蘭学」を弾圧した蛮社の獄のように、新しい時代の流れを保守的な権力者が押さえ込もうとする可能性がありますが
徐々に権力者の力では抗えなくなるでしょう。
イラク戦争でも国連の意見を無視し独断で行動している、世界一の大国アメリカの権力も薄れていく可能性があります。
それに伴いアメリカ至上主義政治を行っている現在の日本の政治も何がしかの崩壊があるかも知れません。
そして、土の気が強いので地震や火山の噴火など土地に関する災害がある可能性もあります。
同時に、自然がキーワードとなり自然回顧や自然を大切にする考えがより広まって地球を大切にする意識が強くなるでしょう。
見せかけや見栄の外側を飾ったものではなく、自然で本質的な本物志向になっていきます。
また、理性・道徳・慈悲と言ったヒューマニズム的意識も強くなるでしょう。
その為、内戦や戦争も徐々に収束していく可能性があります。

第八運になると

土地の気の流れ(地運)が変わる事で、それまでとは吉凶が変わってきます。
これにより、今までうまく行かなかった人が幸運になったりその逆になる可能性もあります。
風水の玄空派(飛星派)では、この三元九運の気の流れを、鑑定の際特に重要視しています。
例えば、第七運の期間に建設された家に住んでいて、第七運の時代の吉凶と第八運に時代が変わった場合では、吉凶方位や家の気の流れが全く変わってしまう場合もあります。
今後20年を少しでもラッキーに暮らすためにも、この気の流れを上手く取り入れると良いでしょうね。

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