土地と家まわりの凶相と改善法
風水で「巒頭(らんとう)」と呼ばれる形の吉凶から、家の周りの凶相を具体的に説明します。
引越しや新しく家を建てられる時の参考にして下さい。
もし自宅が凶相だった場合は改善方法もあわせてご覧下さい。
凶の例
◆道路が家の正面に真っ直ぐ向かい、家が道路の突き当たりになっている
◆家の四方が全て道路の場合
◆家の前の道路が急カーブや交差、角に面している場合
◆玄関前に大きな木や電柱など縦長の遮蔽物がある場合
◆家の敷地が細長い三角形の場合
◆すぐ隣の家・住宅の角が自宅に向かう角度で建てられている場合
◆玄関がエレベーターや他の家の玄関などと向かい合っている場合
その他、騒音が多い、埋め立て等で地盤が緩い、周りに比べて土地が低い、大きな建物の陰、淀んだ川や沼のすぐ前、土手の下北側など環境そのものが良くない所も凶相です。
また迷信と思われる方もあるでしょうが、「幽霊が出る」噂のある土地も、磁場が悪かったり、湿気や日当たりの問題がありますので凶相てす。
自宅が凶相の土地だったら
自分の家の周辺やその土地が凶相だったとしても、引越したり、部屋のインテリアを変えたり、改築して改善する事はなかなか出来ませんね。
自宅がこんな凶相の土地にある場合、改善のためには主に次の方法が考えられます。
■凶相の土地に潜む吉相を探し出し、それを生かす
■化サツ(魔よけ)を行う
「凶相の土地に潜む吉相を探し出し、それを生かす」は物理上無理な場合もありますし、改善出来てもその土地の状況を見極める専門家の知識が必要です。
比較的容易に出来る2つ目の化サツ()に関して説明します。
化サツとは一種の魔よけで、日本で言うとお札を貼ったりする事と似ています。
風水用の魔よけグッズを効果的に使用するのです。
これらは香港や台湾などの風水グッズ商店街では簡単に手に入ります。
日本の風水グッズを取り扱う店等で扱っていますが、不当に高価なモノもありますので、手に入れられる場合は気をつけて下さい。
余談ですが、香港や台湾では邪気を跳ね返された方位の住人が怒鳴り込みに来る場合があるそうです。
現地ではそれだけ昔から効果が信じられているのです。
なお、化サツについては「化サツと風水アイテム」を参考にして下さい。
風水用化サツ(魔よけ)グッズ
風水用の化サツ(魔よけ)グッズや化サツアイテムはいろいろな種類があります。
「化サツと風水アイテム」もあわせてご覧下さい。
★八卦鏡(はっかきょう)
先天八卦という図を刻んだ木版の中心に鏡を埋め込んだ八角形の鏡。
お札が貼り付けてあるものもあります。
また、八卦鏡には凸面鏡、平面鏡、凹面鏡があり
用途で使用する鏡が違います。
凶相の場合主に凹面鏡を使用します。
特に道路が原因の凶相や自宅に角を向けた建物がある場合効果的と言われています。
使用方法は玄関や問題のある場所の窓などの外側にかけます。
また、鏡ですので日に当たると火事の元にもなりかねません。
鏡面が日に当たらないよう工夫しましょう。
★楽天で購入出来ます→二十四山八卦鏡(小・凹面)
★石敢当(いしかんとう)
「石敢当」「泰山石敢当」「石敢当之神」などという文字を刻んだ石碑。
中国の昔からある「石を立てる」風習から来ていると考えられています。
中国ゆかりの土地以外にも沖縄にたくさん残っています。
これは特に辻や突き当たりになっている道路に面している家や土地自身が凶相の場合、石敢当を家の入り口付近に、吉方位に向かって立てる事により邪気の侵入を防ぎます。
邪気の侵入を防ぐと言う意味合いでは、日本の「道祖神」と同じような役割だと考えられます。
但し1.5m位の大きさの石碑のため、手に入らなかったり手に入っても地中に埋めるなど大掛かりになりますので、このグッズを使用するのはあまり現実的ではないでしょう。
★楽天で石敢当のハンディタイプをみつけました。→立地上の欠点を解消する風水グッズ緑蘆山石製 石敢当 (山型・小)
★山海鎮(さんかいちん)
山水を中心に八卦護符・日月・鎮宅・明光・財神・招財進寶などの各種ラッキーなものが木版や平面鏡の上に描かれています。
これは邪気を払うと言うより開運アイテムの意味合いが強いようです。
石敢当と同じような使われ方をしていますが、壁掛け額タイプなので取り扱いが容易です。
★楽天で購入出来ます→良運を招く開運の風水グッズ。【開運の鏡】山海鎮平面鏡
その他の化サツグッズは「邪気を封じて運気アップ「化サツ風水」特集」ページでも紹介しています。